みんなの力で飲酒運転をなくしましょう!!
更新日:2024年03月15日
1.飲酒運転を甘く考えていませんか?
「ちょっとしか飲んでいないから・・・」「ちょっとの距離だから・・・」などと自分勝手な考えで飲酒運転をしていませんか?あなたはしていなくても、お友達や家族でそのような方はいらっしゃらないでしょうか?
飲酒運転は犯罪です!!絶対にやめましょう!!やめさせましょう!!
2.二日酔いでも飲酒運転です!!
お酒を飲まれる方でしたら、朝起きたときに「昨日飲み過ぎたので少し残ってるな」 と感じたことがあると思います。いわゆる『二日酔い』と言われている状態です。こう感じたときは、体にアルコールが確実に残っています。飲酒運転になるかどうかの基準は、一晩寝たかどうかではありません。体内にアルコールが残っているかどうかです。酔いは簡単には覚めません。『昨夜何時まで飲んだのか』『どのくらいの量を飲んだのか』を客観的に判断し、ちょっとでも『お酒が体に残っている』と感じる時は、絶対に運転をしないでください。二日酔いでも立派な飲酒運転です。
3.一緒にお酒を飲んでも同罪です!!
(具体例)
- 飲酒運転で帰るのをわかっていながらお酒を飲ます。
- 飲酒運転であることをわかっていながら車に乗せてもらう。
- 一緒に飲んでいて、飲酒運転をして帰るのを止めずに見送る。
4.お酒に対する強さは関係ない!!
お酒に強い人がアルコールによる影響を受けることが少ないわけではありません。
一般的に言われている『酒豪』あるいは『下戸』は、お酒の代謝速度の違いであり、アルコールに対する影響の違いではないのです。一定量のアルコールが体(脳)に与える影響は、お酒に対する強さには関係なく一緒であるとの実験結果がでています。
5.飲酒運転の危険性
お酒を飲むと体にどのような影響が現れるかご存知でしょうか?
お酒を飲まれる方はよくご存じかと思いますが、もう一度ご確認ください。
(1)視覚機能の低下
運転に必要な情報の大半は目から得ています。この最も重要ともいえる視覚機能が低下します。特に動体視力(動くものを見る視力)の低下が著しく、信号の見落としや、歩行者の発見が遅れたりします。
(2)運動機能の低下
アルコールは、視覚機能だけでなく運動機能にも大きな影響を与えます。危険を発見してからブレーキを踏むまでの反応時間が遅くなったり、アクセルやブレーキ、ハンドル操作などが不正確になったりします。
(3)判断力や注意力の低下
体内に摂取したアルコールは、胃や腸で吸収され血液に溶け込むことから、脳にも大きな影響を与えます。判断能力が低下し、状況に応じた的確な判断できなくなるほか、スピード感覚等もマヒしていきます。また、注意力も散漫になり見落としが多くなります。
これらの身体的な影響は、お酒の量にかかわらず体に表れます。たった、コップ1杯のお酒であっても、そのアルコールは確実に身体機能に影響を与えているのです。
以上を見ていただけると、飲酒運転がいかに危険であるかおわかりいただけると思います。
6.和歌山県での状況
和歌山県で発生している交通事故
(各年12月31日現在での比較)
年 | 件数 | 死者 | 傷者 |
---|---|---|---|
平成24年 |
5,410件 | 50人 | 6,796人 |
平成25年 | 4,752件 | 47人 | 5,932人 |
平成26年 | 4,115件 | 47人 | 5,932人 |
年 | 件数 | 死者 | 傷者 |
---|---|---|---|
平成24年 | 60件 |
4人 | 73人 |
平成25年 | 46件 | 2人 | 60人 |
平成26年 | 40件 | 6人 | 58人 |
7.白浜町からのお願い
飲酒運転は犯罪です。世間では『飲酒運転は罰金が高いから』『飲酒運転すると免許無くなるから』という声もよく聞かれます。しかし、ここで考えていただきたいのです。なぜ、飲酒運転は他の交通違反に比べ罰金が高いのでしょうか?違反点数が高いのでしょうか?ここまで読んでいただいた方ならわかると思いますが、交通事故を起こす危険性が高いからです。しかも事故をした場合、取り返しのつかない大きな事故になる可能性が著しく高いのです。だからこそ法律で禁止されています。
こちらを読まれた方は、おそらく飲酒運転をするような方ではなく、飲酒運転に問題意識を持ち『なくしたい』と考えておられる方であると思います。そこで皆さまにお願いがあります。皆さまのご家族、ご友人、同僚へと、そのお気持ちを伝えていっていただきたいのです。その皆さま方のお気持ちが波及していけば、必ず飲酒運転は減っていきます。
悲惨な交通事故を1件でも減らすために、皆さまのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。