南海トラフ地震臨時情報について
更新日:2024年03月15日
南海トラフ地震臨時情報とは
南海トラフ地震臨時情報は、南海トラフ沿いで異常な現象(一定規模以上の地震の発生など)が観測された場合など、地震発生の可能性が相対的に高まっていると評価された場合に、気象庁から発表される情報です。
臨時情報の種類と発表条件
「臨時情報」には、情報発表後の防災対応を取りやすくするため、例えば「南海トラフ地震臨時情報(調査中)」のようにキーワードを付して発表されます。
キーワード | 発表条件 |
(調査中) | ・観測された異常な現象(南海トラフ沿いでM6.8以上の地震発生等)が南海トラフ沿いの大規模な地震と関連するかどうか調査が開始された場合、又は調査が継続している場合 |
(巨大地震警戒) | ・巨大地震の発生に警戒が必要な場合 ・南海トラフ沿いの想定震源域のプレート境界においてM8.0以上の地震が発生したと評価された場合 |
(巨大地震注意) | ・巨大地震の発生に注意が必要な場合 ・南海トラフ沿いの想定震源域のプレート境界においてM7.0以上の地震(巨大地震警戒に該当する場合は除く)や通常と異なるゆっくりすべりが発生したと評価された場合 |
(調査終了) | (巨大地震警戒),(巨大地震注意)のいずれにも当てはまらない現象と評価された場合 |
臨時情報発表までの流れ
臨時情報発表までの流れについては、次のとおりです。
(図:内閣府「南海トラフ地震の多様な発生形態に備えた防災対応検討ガイドライン」より)
臨時情報発表時の防災対応
南海トラフ地震臨時情報(調査中)が発表された場合
・日頃からの地震の備えの再確認をしましょう。
・観測された異常な現象に対する評価の結果、気象庁や町から発表される今後の情報に留意してください。
南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が発表された場合
・日頃からの地震の備えを再確認するなどし、情報発表後1週間は後発地震に備えましょう。
南海トラフ地震臨時情報(巨大地震警戒)が発表された場合
・町は、事前避難対象地域に対し避難情報を発令しますので、地域内の避難対象者は津波浸水想定区域外の親戚や知人宅又は町が開設する避難所に避難をしてください。
・対象地域以外の町民等は日頃からの地震の備えを再確認するなどし、情報発表後2週間は後発地震に備えましょう。
・避難場所・避難経路の確認 ・家族との安否確認手段の確認 ・家具の固定の確認 ・非常持出品の確認 |
事前避難対象地域
白浜町における事前避難対象地域
「事前避難対象地域」とは、臨時情報(巨大地震警戒)が発表された場合に、後発地震が発生してからでは津波からの避難が間に合わないことが懸念されるために、事前避難を行う地域のことです。白浜町では和歌山県の想定上、地震発生から30分以内に30センチ以上の津波浸水域が存在する地域を事前避難対象地域に設定しています。
区 分 | 地 域 | 避難対象者 |
住民事前避難対象地域 | 富田 | 全住民 |
高齢者等事前避難対象地域 | 瀬戸、白浜、湯崎、東白浜、堅田、才野、中、栄、十九渕、椿、市江、笠甫、志原、日置、塩野、大古、安宅 |
高齢者などの要配慮 |
白浜町津波ハザードマップ(白浜地域)(PDF:10.3MB) (PDFファイル: 10.3MB)
白浜町津波ハザードマップ(富田地域)(PDF:12.6MB) (PDFファイル: 12.6MB)
白浜町津波ハザードマップ(椿地域)(PDF:12.2MB) (PDFファイル: 12.2MB)
白浜町津波ハザードマップ(日置川地域)(PDF:13.1MB) (PDFファイル: 13.1MB)