ポリファーマシーについて

更新日:2024年09月09日

ポリファーマシーとは

ポリファーマシーとは、「ポリ(複数)」と「ファーマシー(調剤)」を合わせてつくられた言葉で、多種類の薬の服用により、副作用などの有害事象につながる可能性のある状態のことです。

複数の医療機関や診療科を受診することで、処方される薬全体の把握が難しくなり、処方される薬の種類が増えたり、同じ成分の薬が処方されたりすることから生じます。

特に高齢者は加齢による生理的な変化によって、多くの薬を飲むことがかえって副作用を起こすことがあり、注意が必要です。

ポリファーマシーを予防・解消するために

ポリファーマシーを予防・解消するには、ただ処方する薬の数や量を減らせばいいというわけではありません。薬を処方する医師、調剤を行う薬剤師をはじめとした医療にかかわるそれぞれの専門家と情報を共有することが重要です。

医療機関等を受診するときは、必ずお薬手帳を持参しましょう。お薬手帳は病院や薬局ごとに分けずに1冊にまとめておきましょう。

処方された薬以外にも市販薬や健康食品、サプリメントなど普段服用されているものはすべて伝えましょう。

薬を飲んでいて気になる症状(ふらつき、めまいなど)があった場合には、必ず医師や薬剤師に相談しましょう

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