白浜町立富田小学校：学校の概要

地域及び児童の実態

（1）地域の様子

本校の校区は富田川の下流域と平成31年4月に統合した椿小学校の校区が加わり、十九渕・富田・椿の三区に分けられることとなり、更に、平間、伊勢谷、谷、一部落～六部落、袋、椿の11地区に細分されている。海や山に囲まれた自然豊かな地域で、サービス業、公務員、建設業、介護職、農業等に従事する人が多く、農業については、兼業農家がほとんどで、米作りの他、野菜、花卉等を栽培している。

（2）児童を取りまく環境

本校の校区は、観光地白浜から富田川を隔てた静かな農村地帯であり、自然環境には恵まれている。また、地区住民は学校に対 して協力的である。ただ、国道42号線が校区を横断しているため、特に通学に国道を利用する児童の安全には注意が必要である。なお、校区には、スーパーやコンビニ等もあり、それらの利用の仕方についても十分配慮が必要である。また、紀勢自動車道の完成に伴い、通学路の安全面等での課題がある。
児童数は、減少傾向にある。保護者の生活基盤は全般的に安定している。

（3）児童の実態

本校児童は明るく素直で、人なつっこい面が見られ、元気よく挨拶のできる子が多い。しかし、ゲームのしすぎによる就寝時刻の遅さ、朝食をとらないなど、基本的生活習慣の乱れが気になる児童も数名いる。また、万が一に備え、携帯電話を持たせる保護者が増えつつある。現在のところ問題は起こっていないが、情報教育等を通じて保護者にも児童にも啓発を行っているところである。
学習面においては、全体的に落ち着いて学習に取り組んでいる。今年度も言葉で表現する力をのばし、主体的な学びができるように授業改善に努めている。なお、児童の体位は、全国・県の平均とほぼ同じであり、体育活動には積極的に取り組む児童が多い。