町長からのご挨拶

皆さま、こんにちは大江康弘です。

今後、4年間「白浜町長」として、責任と自覚を持ってしっかりと町政を進めてまいります。

私は45年間、政治の世界に身を置いてまいりました。25歳で県議会議員として、このふるさと「白浜町」の皆さまにお世話になり政治家としてスタートし、それ以来県会議員、国会議員として政治の現場を経験してまいりました。この45年間の経験は、私にとりましてはかけがえのない、貴重な経験であり、その間にいただいた国、県、民間、台湾等々、多くの皆さまとのご縁はまさに「私の宝物」であります。私にできる事は、これらの皆さまの力を借りてこの「愛するふるさと白浜町」を元気に明るく、世界に誇りうる町にしていくことだと決意しています。

私は選挙中、5つの人を中心とした政策をお約束してまいりました。「人に寄り添う白浜町に」「人の集まる白浜町に」「人を育てる白浜町に」「人や動物にやさしい白浜町に」そして、何と言ってもこの故郷を支えていただいている皆さまの「命」や「生活」や「財産」を守る「人を守る白浜町に」という5つの人を中心とした政策を進めてまいります。

また、2006年に旧白浜町と旧日置川町が合併してから今年で19年目になりました。しかし日置川地域は人口が減少し、高齢者は増え、耕作放棄地が増え農業後継者も少なくなり、かつての町の産業基盤であった第一次産業が衰退してきました。全町的な傾向と言えますが、かつての元気で力強かった山紫水明、自然豊かな日置川地域をしっかりと取り戻し、ふるさとを守っていただいている皆さまに頑張ってもらえるように、まずは、日置川事務所を充実、拡充させて皆さまとの意思疎通を図ってまいります。そして工場の誘致、病院の誘致を進めていきます。白浜町全体が、一つになって将来を担ってくれる若い世代の皆さまのために、より強固な基盤、基礎、土台作りを進めてまいります。

また、岸本知事が提唱されている「白浜空港の2500メートル延長化」には、全町をあげて取り組んでまいりたいと思います。そのために、役場内に「空港延長推進担当」の部署を設置します。

また、喫緊の課題は「災害対策」です。先日、岸本知事ともお話をし、私が長年の想いであった「旧白浜空港を災害、防災拠点にし自衛隊に常駐してもらう」ことを受け止めていただき、共に国に働きかけを行っていくことになりました。2011年の「東日本大震災」以降、行政の立場にある者は「想定外」という「言い訳」はできません。まさに「待ったなし！」の災害対策に全町あげて取り組んでいく覚悟です。

このような諸施策を確実に推進し、実行していくためには、どうしても我が町の力では足りません。国や県の協力、理解をしっかり仰ぎ、連携を密にしていくために、「白浜町東京事務所」を設置したいと考えています。国の各省庁や地元選出の国会議員、関東周辺の民間企業や長年にわたり友好を築いてきた台湾等々の皆さまと常に接しながら、情報や協力をいただけるようにしていきます。私はこの半年余り、多くの町民の皆さまの声を聞かせていただきました。もとより、トップの責任はしっかりと課題の「優先順位」を決め、スピード感を持って進めていくことです。役場職員の協力、議員の皆さまの理解を得ながら進めてまいる所存です。

政治家生活45年間を支えてくれた私の想いは、まさに「愛郷無限」愛するふるさと白浜町を町民の皆さまと一緒になって、誇れるふるさとにしていく決意を申し上げて就任のあいさつとさせていただきます。

令和6年5月吉日